「日本人というリスク」を読んだ

(2015-06-09)
橘玲の「日本人というリスク」を読んだ。

多くの橘本にあるのと同じ話が結構続くので、またか、と思うかもしれないが、
この人の主張をまた整理して読みたいならいい本だと思う。

僕はリタイアを意識するようになった昨年、初めて橘さんの本を読んだ。
最初に読んだのが、小説の永遠の旅行者で、次が国家破綻に備える・・・で、臆病者の株入門が3つ目。
今回は4冊目。
この本もそうだが、自分と驚くほど思考が似ていてびっくりした思いがある。

僕も日本的雇用慣行は嫌いだし、今までこれをかなり否定してきた。
終身雇用などさっさと破壊して、流動的な雇用市場を作るべき、と思っている。

それが社会に最適な労働者の配分をもたらし、結果的には市場原理で効率的な社会が出来上がる。
労働者が守られすぎの日本社会はそのぶんだけ窮屈で、システムとしても他国に負けているのだ。
終身雇用は企業が簡単に従業員を解雇できないので、かえっておいそれと採用ができず、逆に失業率の高止まりを産む。
雇用を守るために賃金カットに動くため、デフレの原因にもなる。
従業員も組織に従属することしか考えないからスキルは磨かれず、社内でしか通用しない奇妙なルールの習得に必死、そしてますますその組織の中でしか生きられない狭量な人間しか生み出さない。

しかし、無理に守ろうとした終身雇用も崩壊し、それでいて組織にしがみつく生き方しか知らない日本人は途方にくれている。
最悪自殺するしかないので、この国の自殺率は高止まりしたままだ。

日本人は早くこの現実に気付いたほうがいい。

僕はこの先、日本、あるいは世界にどんなブラックスワン(予期せぬ大きな出来事)が発生しても、自らの人的資本と金融資本を使って生き延びる準備はしておくし、自分はそれができると信じている。

国、会社、などが守ってくれるが、その代わりに狭苦しい日本社会はもう存在できない。
これは逆にいえば、自らの才覚や工夫、知恵で楽しく生きられる時代が来ていることも意味する。

まさに楽しんだもの勝ちの時代がきているということだ。

というわけで僕は人生を楽しむのだ。
スポンサーサイト
スポンサーリンク

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

コメントの投稿

非公開コメント

No title

これは独立宣言ですね。自主自尊で生きていく覚悟があれば組織や預金残高や社会保障に頼らなくても生きていけます。

No title

楽しんだ者勝ちです。

楽しくないって言う人をみると、何で?って思ってしまいます。

No title

国を持たない民族がどうなるのか?
戦前のユダヤ人や現在のパレスチナの人々を見れば
分かると思います。

どの国の国民も様々なリスクを負って生活しています。
日本はかなり恵まれてる方ですよ。

No title

早期リタイア思考の人は概ね橘玲さんの主張には同意できると思います。
それだけ理論的な思考ができるということなんじゃないかな。しかし一般的には冷たい印象を与えるかも。

日本の状況はたいして変わらんのじゃないかと思ってますよ。もっともっと働かない人がでてこないと抜本的な解決にはならんだろうし、気づいたときにはすでに遅いという感じがします。

いっそのこと生活保護という馬鹿なことはやめて、雇用創出として仕事を作っていけばいいと思う。仕事なんていくらでも作れるでしょうに。

あと日本の場合は、財源確保と借金返済ですよね。収支のバランスが悪いのですべてが後手後手になってしまいます><

Re: No title

>さいもんさん
格好いい言い方をすればそうですね。自主的な生き方をしていきます。

Re: No title

>祝詞婆さん
この本でも紹介されているような自殺率の高い日本人の生き方がまさにそうです、彼らは楽しんでいません。
組織に従属することしかしらず、安定(といっても崩壊している)にしがみついてゾンビのように生きる人生だけは選択したくありません。僕は自由にやっていきますよ。
祝詞婆さんはまさに楽しんでいるので幸せな人生だと思います。

Re: No title

>Get's Brothersさん
はじめまして。
あれ、国家の存続の話はまた別だと思いますが、日本が安定しているというのはその通りだと思いますよ。
ここで言ってるのは人生のやりかたです。
日本が安定しているからこそ、そこに縛られた奴隷のような人たちがいますね。
そしてその安定はもはや崩れてきており、そんなものにしがみつく必要はない、という話ですね。

No title

私も個人的には日本的閉塞感は嫌いです。
でも、経営システムとして悪いかどうかは微妙です。
現実に日本は世界有数の技術国であり、金持ち国だからです。

資源があったわけではありません。
すべて日本的システムを採用した「カイシャ」が稼ぎ出したのです。

日本人の気質と会社システムは不可分です。
だから、変わらないだろうし、変わる必要もない気がします。
逃げたい人間が逃げ出せばいいだけです・・・我々のように(笑)。

Re: No title

>クロスパールさん
早期リタイア者には入りやすい考え方ですね。
日本的家族的一蓮托生的な思想からは個人的すぎてキツい印象かもしれませんね、でも好むと好まざるとに関わらずそうならざるを得ないでしょう。高度経済成長の時に出来た現在の日本的なシステムはまだグローバル化する前の、日本独自の環境によるもので、それはもう戻ってきませんから。
生活保護は現物支給にしたらいいと思います、住居と炊き出し、これで食うには困りませんから。
財源確保は公務員の給与大幅カット、国会議員もあんなにいりませんが。
既得権益を一つ一つ壊していく作業がこれから必要になるでしょう。
選挙で多数を占める老人との戦いになるでしょうが、それをいかに乗り越えられるかで日本の将来が決まりそうですね。

Re: No title

>なすびさん
ただ、その日本的システムは実は元からあるものではなく、かつては日本でも解雇などがバンバンあったわけで、実は日本の気質とかとは関係ない、というのが本書の主張でもあります。
また、高度経済成長時代にできたカイシャシステムが過去の遺産を作り出しのは事実ですが、それが今後通用しないので変わらざるを得ない、というのもまた事実です。
変わらざるを得ないものは変わります。100年の伝統でも壊れる時は壊れるのですよ、実際、日本の歴史は案外そんな転換点があちこちにあるはずです。

No title

橘玲さんは、とても冷静に社会と人を見ていると思います。
身も蓋もないことを辛辣に書いてくれちゃいますが、自分でちゃんと考えて、閉塞感だらけの場所を飛び出しちゃえば、そんなに悪くない未来が見えてくる、と教えてくれた気がします。

Re: No title

>正吉さん
社会を見つめて分析する力はなかなかのものだと思いますね。
結局は自分次第です。国や会社が丸抱えでリスクを負っていてくれた時代は終わり、これからは個人で切り開く時代ですから。
会社に居続けたほうがむしろ高まるリスクも顕在化しました。
飛び出したもん勝ちですよ。

No title

初めまして。いつもブログを拝見しています。
これからは企業も基礎的な能力、教育により得られる専門知識、1年程度のOJTのみで仕事が完遂できる業務プロセスを構築して、人材の流動性が上がっても存続できるようにならないといけませんよね。まあ"組織の中でしか生きられない狭量な人間"が全力で阻止しようとする為に変革が進まないのだと思いますが。
自分くらいの年齢(30代で就職氷河期入社)だと、周りと話しても雇用の流動性を上げる事に抵抗がないので、あと20年もしたら終身雇用は跡形もなくなるかなと思っています。
橘玲さんの名前は知っていましたが、まだ著作は読んだ事がなかったので、読んでみたいと思います。

Re: No title

>緑熊さん
はじめまして。
スペシャリストとバックオフィス業務に分け、汎用性の高いバックオフィス業務は特に流動性が高まるでしょうね、そして賃金はかなり低くなる、その代わりこの分野では大きな責任もプレッシャもなく、長く働けることになりますし、雇用が流動化するから再就職も容易。多く稼ぎたい人はスペシャリストとして人的資本を磨き、高級を目指せばいい、多様性が出ます。今の日本は全員一律に狭いカイシャ組織での出世を要求しています、これは窮屈です。
たしかに時間と若い人に期待するのがいいですね、老害には早く立ち去って欲しいものです。

No title

俺は橘玲が大嫌い。それだけだ。

人的資産で混沌した世の中を生きる、カッコいい。人間やらなければいけない時には力が湧いてくるもんでしょう。

Re: No title

>円頓寺商店街さん
そうですか、それはそれで別にいいと思いますよ。
自分の好きなものを見つけてください。

Re: タイトルなし

>たんちんさん
やらなければいけない時っていうほど切羽詰った状況は、無いようにしたいものですけどね。
ようはのらりくらり自分の才覚で生きていけば、それでいいってことなんでしょう。

人生いろいろ

一度出来上がった仕組みはなかなか変えられないですね

リタイアを考えている人の脇では
正社員の地位にしがみつく人

非正規から正規への昇格を目指して
目の色を変えて仕事に取り組んでいる人

そんなに美味しい「にんじん」なのでしょうか

本当に人生いろいろです

Re: 人生いろいろ

>消費しないピノキオさん
なかなか頑固というか発想が変えられない人っていますよね。
正社員にしがみつくってほんと意味無いと思います、自由に生きたほうがはるかに楽しく充実する。
たしかに人生はいろいろで、その人たちがいるからこちらがトクを出来る面もあるだろうから、一概には言えませんね。
プロフィール

招き猫の右手

Author:招き猫の右手
20代半ばから節約と投資をはじめ、とりあえず41歳でリタイアを達成。節約ドケチ生活で今後を乗り切る(予定)。既婚、子供一人(予定)

ツイッター
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

ブロとも一覧

つれづれなるゼロな日々

軸足の定まらないセカンドライフ

半農半X 投資で実践するセミリタイア生活公開ブログ

節約とコツコツ投資でリタイヤ

「女とカネ」 ~株とFXで稼いで、女の子と遊ぼう~

新しい人生に挑戦してみよう!

きままな2ndライフ生活

30代 南米リタイア生活

煙々の独り言
フリーエリア
スポンサーリンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

スポンサーリンク