藤澤調教師の悲願のダービーに違和感

(2017-06-21)
競馬ネタは反応イマイチなので夜にでも更新してみよう。

今年の春クラシックはオークスがソウルスターリング、ダービーはレイデオロ、と藤澤師の馬が強かった。
特にダービー。

藤澤師悲願のダービー制覇、というメディアが多かったがこれには違和感がある。

そもそも昔の藤澤師といえばとにかく勝ち星優先で、よく岡部の馬優先主義なんて言われていたけど、
勝てる素質のある馬も早々に休養に出し、3歳秋とか下手すると4歳まで温存して、そこから条件戦を勝ちまくり。
こういう手法を得意にしていた。

手薄なマイル路線に照準を定めて、すべての馬は本質的にマイラー、なんて名言まであったくらい。
タイキシャトルを初めマイル重賞馬を多数送り出している。

またクラシックに仕上げるなら時には強い調教も必要だろうが、無理はしたくないのでと軽い馬なり調教にこだわる事も有名。

当時の雑誌対談等でよく覚えているのが
クラシック至上主義は嫌い、クラシックだけが競馬じゃない
とはっきり言っていた。

厩舎経営としてもこうしてカネを稼いだほうが馬主も喜ぶだろうし、正解だったのだろう。

だから藤澤師といえば最初からクラシック軽視の人で、ここまでダービーを取れなかったのは当然の成り行き。

おそらくこういうやり方でも素質馬がいくらでも入ってくる厩舎だから、ダービーなんてタイミング次第でいつでも取れると思っていたのだろう。
それが気が付いたら年齢が60台を超えて、あれ?っと焦り始めたんだろう。
やっぱりなんだかんだいってダービーは欲しい。
JRA調教師の定年は70歳だからもうあと10年くらいしかない。
そこでここ近年の藤澤師は、それまでの素質馬温存主義をひっくりかえして、むしろ無理使いなんじゃないかというくらい3歳春までになんとかクラシック路線に乗せようという使い方が目立つようになる。
条件戦で連闘して無理くりトライアルに使うような馬もいた、以前なら考えられなかったことだ。

だから、ここにきてレイデオロで勝てても、それを「悲願の」ダービーというのはちょっと違和感がある。
むしろ調教師生活最後の帳尻合わせがなんとか間に合ったね、という感じ。

ここが数年前のワンアンドオンリーの橋口師と違うところで、彼の場合は当初からダービーにこだわり、2着馬も多数排出し、なんとか勝ちたい、という歴史を踏みながらのようやくのダービー制覇だったわけで、この時の会場が祝福ムードになったのは自然な流れ。
この時も僕はもちろん現地観戦していたが、競馬場が良い雰囲気だったのを覚えている。

藤澤師の時は、あ、取れたんだ、良かったね、というくらいの感じだったと思う。

いや、別に僕は藤澤師が嫌いなのではないよ、トークは面白いし、むしろ好きなくらい。
悲願のダービーというのに違和感があっただけで。
悲願どころか当初はクラシックを軽視して使う気が無かったんだからね。

さて、そんな藤澤師ももう65歳。
リタイアまであと5年。

この人がリタイアしたら何をするんだろう。
馬以外に何も興味はないだろうから、最後までずっと馬に関わっていたほうが幸せだろうな。
仕事が嫌で嫌で早期リタイアしたいという人たちとは対極にいる。

好きな事を仕事にできているんだから最高に幸せな人生だろうと思う。
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No title

不人気ジャンル?ということで私がコメントを。

藤澤師は馬主にはどちらかというと厳しかったイメージがします。
それでかつてのお得意様の社台RHや大樹ファームを始めとするクラブ系馬主が離れていきましたね。
その隙に新進気鋭の若手調教師に有力馬主を持って行かれました。

藤澤師は最近は過去の人になりつつあったので、久しぶりにスポットが当たって良かったですね。

定年になったらマスコミに引っ張りだこでしょうね。
ただ、最近は特に関東で定年待たずして廃業する調教師が多いので、もしかすると特例で定年延長ができるなんてことになってるかもしれません。

Re: No title

>カズさん
コメントありがとうございます。
ああ、そういえばその流れもありましたね、さすがに馬主と衝突したんでしょうね。
元々藤澤師のところで修行した助手が独立してそちらに流れたのも大きかったですね。
定年後はマスコミでコメンテイターはむいてそうです、トークは上手ですから。

グムゥ~(泣)

明日の金曜を無事に終れば土日は競馬ですよ。
今年のオークス、ダービー馬は藤澤厩舎という先入観からなのかマイル路線に行ってしまうのではないかと余計な予感が‥(汗)

然し、藤澤氏自身は調教師として文句なしの成功者、好きな事を職業に出来るなんて羨ましい限りですわな。
でも、これがそこいらの一般企業のサラリーマンが「仕事が趣味です。本当に会社が好きなんです。会社命です!」なんて言ったら、どこか胡散臭く感じる。(泣)
調教師を始め、特別な職業の人が同様な事を言うと感動的でもあるのに‥(泣)
以前の勤務先での全社朝礼の場で「私はこの会社に入って本当に良かったと思っております。今度生まれ変わっても私はこの会社に来ると思います~」と言った年配社員がいましたが、事務所全体に「嘘つくなよ~」という冷やかな空気が漂ってました。
多分、定年後の再雇用を狙っていたのだと推測します。
でも、調教師が同様な事を言うと拍手喝采‥

Re: グムゥ~(泣)

>リトルドッグさん
はい、サラリーマンで好きな事を仕事にしてるってのはかなり少なさそうですね。
極端なことを言えば、好きなことを仕事にできなかった大多数の人間が行く道がカイシャのサラリーマンなのでw
仕事が好きだというのはやはり自分で会社を興した起業家とか、そんなのでしょうね。

藤澤さんは本当に勝ち星優先で障害でも毎年2、3勝する。
クラシック軽視はシンコウラブリイで女王杯ではなく、富士Sを選択したのが当時衝撃でした。
「悲願の」はゼンノロブロイとかシンボリクリスエスとかバブルガムフェローを思い出したからだと思う。

Re: タイトルなし

>ケンドーさん
おお、競馬ネタにコメントありがとうございます。このカテゴリは滅多に反応が無いもので。
女王杯はクラシックではないですが、歴史あるGIレースより実利のG3やオープンというのは彼らしいですね。
ダービー二着馬はそこそこ排出してますね。
ただ悲願の、、というほどこだわっていたかというとw、という印象なんですよね。
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招き猫の右手

Author:招き猫の右手
20代半ばから節約と投資をはじめ、とりあえず41歳でリタイアを達成。節約ドケチ生活で今後を乗り切る(予定)。既婚、子供無し

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